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2005年08月07日
 基地内のアンヌ隊員の宿舎で不気味な影がうごめく。ダン隊員とその影を追求したところとても臆病な宇宙人のようだった。影が話すにはある遠い都市から来たが事故を起こして重症を負っている。少し休ませて欲しいとの事だった。2人は影の言う事を受け入れた。

 話をするうちに周囲の雰囲気は和やかなものになっていった。「アンヌさん、ダンさん、私は地球人はもっと怖いものだと思っていた。こうして命を取り留めることができたのはあんた方2人の暖かい思いやりのお陰だ。ありがとう」
しかし影は自分がどこから来たのかについては語らなかった。「宇宙人なんだね?」とのダンの質問に対しても「ハハハハ・・・へりくだるなよ。地球人だって立派な宇宙人じゃないか」と切り返した。話しているうちに宇宙のとある街から来た事、その街は地球よりも遥かに高度な科学を持ちそれゆえ自然の力を一切受けていない、空気や水もすべて工場で生産する。彼らの今のテーマは永遠の命であることが判ってきた。

 そのころ作戦室では日本語で発信されている電波をキャッチ。その内容の把握と発信源について調査が進んでいた。ダンも召集された。そして遂にその電波の全容が解明された。それは宇宙都市ペガッサから地球に向けて発信されている電波で内容はペガッサ市は動力系統の故障により地球と衝突するという。そのため地球に対し約80時間の間の軌道変更を要請すると言うものだった。

 ダンはアンヌの部屋に戻り再び影に問いかけた。「ホントの事を言ってくれ、君はペガッサから来たんだろ!」影は「違う!」と否定したが、ペガッサ市はペガッサ星が消滅する前に脱出したペガッサ星人が宇宙空間に建設した。大きさこそ芥子粒のようなものだがその密度は地球の約8万倍だと語る。地球に約8万倍もの大きさのペガッサ市が衝突すると考えていい。ダンは地球が重大な危機に直面している事を認識する。
慌てている2人に影は「何を慌ててるんだ。彼らの言う通りしばらく地球の軌道を変えてやればいい、ただそれだけの事じゃないか。」
ダンは透かさず「馬鹿を言え!地球の軌道をどうして変えるんだ」と叫ぶ。
「何だって?!おい!地球は自分で動けないのか?勝手に動いているものの上に人間は乗っかっているだけなのか!それだったら野蛮な宇宙の殆どの星と同じじゃないか
今度は影のほうが息を荒立てた。ダンはこの影の存在をキリヤマ隊長に報告。一時騒然となるが影が危害を加えていない事実を考慮し現状維持の断を下す。

 作戦室ではマナベ参謀がヤキモキしていた。向こうからの電波はキャッチしているがこちらからの通信ができない状況だったからだ。
刻一刻と危機は迫る。そして決断のときがきた。「隊長、やっぱりペガッサを破壊する以外に地球を防衛する方法はない」現状のままでは当然衝突する。軌道を変えない地球に対しペガッサ市から攻撃を受ける恐れもある。それらを考えての判断だった。「残念ですが・・・どう考えても」とキリヤマ隊長。
「マナベ参謀、ペガッサを破壊する前にペガッサの市民たちをこの地球に向かい入れてやりましょう」ダンはそう進言したが参謀は「ペガッサ市は予定の時間に計画通り爆破」の命令を下した。

 任務遂行のため宇宙空間に飛び立ったウルトラホーク1号に暗号電文が入る。その内容はホーク1号に搭載されている爆弾ではペガッサ市の破壊は不可能という理由による爆破中止の命令だった。爆破は北極基地から発進した宇宙爆撃艇が行うという内容だった。そしてウルトラ警備隊に対し新たなる任務が記されていた。キリヤマ隊長が言う栄光ある任務とは「ペガッサ市に危険を通告し市民の脱出を援助、安全に地球まで誘導せよ」と言うものだった。ダンの進言が受け入れられたのである。

 ペガッサ市に接近したウルトラホーク1号は早速市民に呼びかけた。がしかし一向に応答がない。ダンが安全に地球まで誘導するといくら呼びかけても・・・。
タイムリミットがきた。「止む終えん、諦めよう。残念だが地球が生き残るためにはこうするより・・・」隊長の命令が下った。ウルトラホーク1号はペガッサ市を離れた。ペガッサ市は爆発し宇宙の塵となった。

 一方、アンヌの部屋にいる影は「地球はもうおしまいだ。お前はすぐ地球から逃げるんだ。ダンも連れていけ」そう言って自分がペガッサ星人で地球が軌道を変えなかった場合に地球を破壊する目的でやって来た事を告げた。事故を起こした為にペガッサ市とは連絡が取れないが愛するペガッサ市を守る為に地球を破壊しに来たのだ。「悲しいことだが・・・」と付け加えた。そしてダーク・ゾーンから正体を現し逃走した。

 地球に戻ったダンはペガッサ星人の後を追った。巨大な爆弾を地中に埋め込んだペガッサ星人にペガッサを破壊した事を告げた。

  「うそだ!地球人の貧弱な科学であの強大な宇宙都市を・・・うそだ!」
  「地球が無事なのはペガッサが破壊された何よりの証拠じゃないか・・・僕は
   見たんだペガッサの最後を」
  「ペガッサは宇宙が生んだ最高の科学なんだ。私はとっくに地球を破壊する準
   備を終わっていた。アンヌの部屋からでもこの爆弾を地球の中心に打ち込む
   ことができたんだ。それをしなかったのは最後の最後まで私たちの科学の力
   がこの事態を何とかしようと
・・・復讐してやる!」
  「やめろ!」

ダンは止む無くウルトラセブンに変身する。そして相手の攻撃をかわすとアイスラッガーで応戦。ペガッサ星人は逃亡する。セブンは地中に埋められた爆弾を排除した。

 ダンとアンヌがポインター号に乗り込む。アンヌがハッとなる。「どうしたの?」とのダンの問いにアンヌは暗がりの方を指差す。

  「ハハハ、ダーク・ゾーンだな」
  「私ね、あれから暗闇を見るとあのペガッサの人が私たち人間を怖がってその
   中に小さくなっているような気がしてしょうがないの」
  「僕もだ」
  「ダンも?そう」
  「もういっぺんあいつに会いたいなぁ」
  「えぇ。どこ行ったのかしら」
  「帰る所がなくなって地球の上を走り回ってんのかも知れないぞ。夜の暗闇と
   一緒に」

静かに頷くアンヌだった。


監督:満田 かずほ 脚本:若槻 文三 特殊技術:有川 貞昌

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