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トップページウルトラセブン ストーリー ⇒ ウルトラセブン7【宇宙囚人303】
2005年08月21日

 とある山中で2人のハンターが怪物に襲われている頃、宇宙ステーションV3では宇宙からの怪電波を受信していた。V3のミズノ隊員はこの冥王星より遠い星から送られてくる電波の解明に乗り出した。怪電波は極東基地の超遠距離レーダーでも微弱ながらキャッチされキリヤマ隊長は「何事もなければよいが・・・」と危惧していた。

 しかしキリヤマ隊長の不安は的中、ガソリンスタンドが怪物に襲われた。ウルトラ警備隊のフルハシ、ダン、アマギの3隊員は現場に急行、調査の過程でこの怪物がガソリンを欲していたと突き止めるが付近の山から銃声が聞こえたため更にその方向へと向かった。銃を撃ったハンターは3人に「や、やまの中に宇宙船のようなものが・・・」と言って息絶えた。3人は更に奥へと進みハンターの言った宇宙船を発見する。それはスペースポニー、1人乗りの宇宙船でどうやら地球上のものではないらしい。ダンは怪物が再び宇宙へ逃亡しないようにスペースポニーを爆破した。

 同じ頃、V3のミズノ隊員は怪電波の解析に成功、その報告をすべく地球に戻ってきた。それによると発信地はコスモポリタスの第8惑星、キュラソで電文によると『わがキュラソ星の犯罪者303号が宇宙に逃亡、凶悪な殺人鬼なれば発見しだい殺害されたし。キュラソ連邦警察』と言う内容だった。ついに怪物の正体がキュラソ星人であることが判明した。そこへ303号が都内に侵入した模様との情報が入る。マナベ参謀は直ちに緊急警戒警報を発令、市民の外出を禁止した。そして「防衛軍の名誉にかけても、宇宙のならず者は倒す!」と付け加えた。

 都内に侵入した303号は厳重な警戒の中、一軒の民家を襲った。ミズシマ家の1階にいた4人の家族が人質となったが2階にいた子供が逃げ出して通報、303号は包囲された。ウルトラ警備隊のフルハシ、ダン、アマギ、ソガ、そしてアンヌ隊員も現場へ到着。ポインターに連絡役としてアンヌを残し4隊員は水島家に踏み込む。が、一足違いで303号は姿を消していた。303号はポインターを襲いアンヌを催眠状態にして操り、現場から逃亡。防衛軍基地に侵入するとウルトラホーク1号の2号機、β号を乗っ取ると飛び立っていった。

 その報告を受けた作戦室のキリヤマ隊長以下各隊員たち。「隊長、出動しましょう」とフルハシ。「待て!β号は大気圏脱出速度を持っていない。宇宙へ飛び出す心配はないよ」とキリヤマ隊長。さらに「しかしこのまま放っておけば燃料が尽きてアンヌ隊員も」と発言を続けようとするフルハシを制して「わかっている。アンヌ隊員がβ号に乗っている限り攻撃は出来ない。問題はどうやってアンヌ隊員を救出するかだ」とキリヤマ隊長が問題を提起する。

  「隊長!無謀な提案かもしれませんが」今度はダンが口火を切った。
  「なんだ?」とキリヤマ隊長。
  「α号γ号を使って、空中でドッキングするんです」とダン。
  「ドッキング?」フルハシが口を挟む。
  「敵も飛んでいるんだぞ!」とソガ。
  「それをやるんです」とダン。

かくしてダンの提案によるドッキング作戦はキリヤマ隊長の決断の下に実施される事となった。

 ウルトラホーク1号の1号機α号にキリヤマ隊長、ダン、アマギ、3号機γ号にフルハシ、ソガが分乗し作戦に赴く。γ号のフルハシがβ号の機影を発見、すぐさまドッキング作戦が開始された。「隊長、β号の速度が落ちてきました」とアマギ。「とうとう燃料が切れたか。フルハシ、ソガ、チャンスだ、後ろから回り込め!」とキリヤマ隊長が指示。しかし空中でのドッキングは難航を極めた。何度か試みられた末、遂に成功。α号、β号、γ号3機ドッキングしたウルトラホーク1号に戻った。

 ダンとアマギはすぐにアンヌの救出に向かう。操縦している303号、後部座席で気絶しているアンヌ。ダンとアマギは後方出入り口からβ号に入るとアマギがアンヌを救出、ダンは303号を捕らえに掛かる。口から火を吐く303号、避けるダン。炎は瞬く間にβ号に広がった。「β号が燃え始めました」とフルハシ。白煙を上げて飛行するホーク1号。

  「隊長、β号を切り離して下さい」とダンから無線が入る。
  「こっちへ移れ!」とキリヤマ隊長。
  「敵は自分に任せて下さい!さぁ、早く!」ダンが再び叫ぶ。隊長は止む無く
  「ダン、頼むぞ!フルハシ、β号を切り離す、スリー、ツー、ワン、ゼロ!」

 切り離されたβ号は火災と燃料切れで降下の一途を辿る。その機内でダンはウルトラセブンに変身、地上衝突寸前にβ号から脱出する。地上に衝突したβ号からキュラソ星人囚人303号が巨大化して現れる。セブンは少し離れた場所でダンに戻りその様子を窺った。業火の中で悲壮な声を上げる303号。それを見ながらダンはホークのキリヤマ隊長に連絡を取った。

  「隊長、フルハシ隊員!」
  「ダン、生きてたのか」安堵の表情を見せるキリヤマ隊長。さらにダンは言う。
  「隊長、攻撃は無用です。キュラソ星人の体はガソリンタンクも同然です。今に自
   爆します」
  「そうか・・・了解!」とキリヤマ隊長が返す。

再びダンは燃え盛る炎に包まれているキュラソ星人囚人303号を見て、

「広い宇宙でも、もう君の逃げ場はないのだ、キュラソ星人。だが、それは自業自得と
 いうべきだ。宇宙でも、この地球でも、正義はひとつなんだ」


と噛み締めるようにダンが語りかける。
そしてキュラソ星人囚人303号は遂に引火して大爆発してしまうのであった。

 場所は変わって作戦室、ミズノ隊員がキュラソ連邦警察からのお礼の電報を読み上げる。『地球防衛軍ウルトラ警備隊の勇敢な戦いを讃え勝利を祝す
マナベ参謀は「これをきっかけにキュラソ星と地球の間に交友関係が生まれるといいんだが」、キリヤマ隊長も「ミズノ隊員、その事をキュラソ星に提案したらどうかね」
ミズノ隊員は「なるほど、それはいいですね」
和やかなひと時、作戦室全体にみんなの笑いが響き渡った。

『宇宙の通り魔事件は終わった。そしてその報酬としてキュラソ星と地球の間にすばら
 しい友情が生まれることだろう』



監督:鈴木 俊継 脚本:金城 哲夫 特殊技術:的場 徹
この記事へのコメント
このお話、セブンはβ号から脱出するシーンしか出てこないのですか、とっても好きなお話です。アンヌを人質にとってβ号で逃げるキュラソ星人。
それをα号とγ号で追いかける警備隊。。。とても緊張感がありました。バックに流れる音楽もとってもテンボが良くて大好き。。。もちろん、セブンの音楽CD持ってます。。。
Posted by さとっち at 2005年08月24日 18:41
さとっちさん、こんばんわ。
ウルトラホーク1号を十分堪能できる物語ですね。夜空に火花が散るところもうまくできていました。
セブンはどの話も制作者のメッセージがストレートにズバッと伝わってきますね。当時の時代背景と密接に関係しているようです。
Posted by 恒点観測員337号 at 2005年08月24日 19:09
そうですね。。。私は、ウルトラシリーズ今の新しいウルトラマンまで全部見ていますが、ウルトラ警備隊の乗り物が一番かっこよいと思います。ホーク1号は最高傑作です。
Posted by さとっち at 2005年08月24日 22:34
ウルトラセブンのストーリーの紹介をされてるんですね。
さっそくリンクを貼って頂いていたので慌ててリンクを貼りました。
ウルトラリンクのコーナーに貼ってあります。
ウルトラ関係の相互リンクは今のところ恒点観測員337号さんだけです。
よろしくお願いします。
Posted by いとま at 2005年08月24日 23:37
いとまさん、こんばんわ。
大きいリンク有難うございます。
そちらから来られる方にも楽しんでもらえるようなブログにしていこうと思います。
これからもよろしくお願いします♪
Posted by 恒点観測員337号 at 2005年08月25日 20:51
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